最近では、ネット上に沢山の物件情報が出回っています。
しかし、中にはおとり物件と呼ばれる、集客のためだけに掲載された嘘物件情報もあります。
そこで、ここではおとり物件を見分ける方法をいくつか紹介し、もしおとり物件に問い合わせたら?や、おとり物件に出会ったときの対処法などについても書いています。
これから部屋探しをする人・気になってる物件がおとり物件でないか心配な人は、ぜひ参考にしてください。
目次
物件情報サイトのおとり物件の見分ける方法
おとり物件を100%見分ける方法は無い
おとり物件を見分けるポイント
- 条件が良すぎないか?
- 取引様態で「仲介先物(客付業者)」でないか?
- 定期借家契約でないか?
- 物件の詳細情報が載っているか?
- 現地集合は可能か?
- 不動産屋さんが「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」に載っている
- 「おとり物件チェッカー」のような別の不動産屋さんに調べてもらう
ネットだけでおとり物件を100%見分ける方法は、残念ながら存在しません。
やり方として上記のように、疑ってみたり、複数サイトの情報を照らし合わせてみたり、別の不動産屋さんに調べてもらってみたりなどが考えられますが、どれも絶対確実と言える方法ではありません。
おとり物件は実際に行ってみないと分からない
一番手っ取り早くて確実な方法は、不動産屋さんに行ってみること。
なぜなら、ネットだけでは心もとない情報でも、実際にあなたの目で確かめれば、本当にあるのか、しっかり確かめることが出来るからです。
もし店舗に足を運んで、不動産屋さんに「その部屋はもう決まってしまいました」と言われたら、ほぼおとり物件と見て間違いないでしょう。
このようなセールストークは、あなたにおとり物件を諦めさせるための定石です。
おとり物件を見分けるには、ネットだけに頼らず、実際に行動を起こして行くことが大切です。
初めての一人暮らしならおとり物件は気にする必要はない?
ただ、物件情報サイトに載っている物件は不動産屋さんが決める仕組みになっています。
そのため、意図せずおとり物件が生まれてしまうこともあります。
特に1~3月の繁忙期には、あなたが不動産屋さんに来る直前で本当に契約が決まってしまうこともあります。
しかし、たとえそのような物件に問い合わせたして、不動産屋さんはあなたを無下に扱うことはないでしょう。
むしろ、同じ建物の別の部屋や似たような物件を探してくれるはず。
また、基本的にどこの不動産屋さんも同じツールで物件を検索しているので、同じエリアであれば紹介される物件もほぼ変わりません。
おとり物件の注意点
- 物件情報サイトの性質上、意図せずおとり物件が生まれることがある
- おとり物件に問い合わせても丁寧に対応される
- おとり物件と同じ建物の部屋や似たような物件を探してくれる
- エリアが同じであれば紹介される部屋はほぼ同じ
これらを考えると、初めての一人暮らしのように個人で住む部屋を探すのであれば、おとり物件はそこまで気にする必要はないでしょう。
もしおとり物件と出会ってしまったら・・・
とはいえ、やはりおとり物件に引っ掛かってしまい悔しい思いをしてしまう人もいるでしょう。
そんな時は、消費者庁の「景品表示法の相談・被疑情報の受付窓口」に連絡することをおすすめします。
ここに相談すれば、個人でも公的に不動産屋さんに物申すことが出来ます。
実際、不動産のおとり広告に関する表示によると、
事業者が、「不動産のおとり広告に関する表示」に規定されている不当表示を行っていると認められた場合は、消費者庁長官は当該事業者に対し、措置命令などの措置を行うことになります。
おとり物件が認められた場合、不動産屋さんに措置命令などを行ってくれます。
もちろん、根本的な解決にはならないかもしれませんが、あなたの気持ちの整理をつける手助けにはなるかもしれません。
おとり物件にまだ未練がある人は、一度相談してみると良いでしょう。